メルボルンの歯医者に行ってみた話。

こんにちは、otoshigo（@32.journey）です。
今日はメルボルンの歯医者のお話。

医療費が日本よりも高いことで有名なオーストラリア。
医療水準は非常に高いものの、治療費も同じく高額な国です。

また、歯科医療は例えオーストラリア人でもメディケアと呼ばれる国民保険の対象外のため
プライベート保険に加入していない限りすべて実費になります。

価格のざっくりとしたイメージは
・診察で約$100〜
・詰め物治療で約$250〜
・レントゲン1枚につき約$50〜
・クリーニングで約$100〜
・虫歯治療で約$300〜
と、中々のお値段…！

そんな高額なオーストラリアの歯医者さん、
実はワーホリで滞在中の1年間で2回もお世話になりました。

今日はわたしのメルボルンでの歯医者体験についてお話します。

メルボルンで歯の治療

1回目の歯医者は欠けてしまった詰め物の治療のための来院でした。
実は、メルボルンに到着して約2週間、来て早々に歯の詰め物が欠けるという悲劇が…笑
今となっては笑い話ですが、当時は絶望でした。

食事中に硬いものを噛んだ衝撃で運悪く奥歯の詰め物が欠けてしまって、
欠けたところが中々に鋭利で何かを食べるのも痛くて辛い状態でした。

日本に比べて歯医者さんが高いことは知っていたので、かなり悩みましたが悪化しからでは遅いので勇気を出して歯医者さんに行ってみることに。

Step.1 保険会社に電話

絶望の中で朗報だったのがクレカ付帯の海外旅行保険。

虫歯が原因ではなく現地に来てからの破損であれば保険対象になる可能性ありと聞いたので
とりあえず保険会社に電話してみました。

歯の状態にもよるとは思いますが、わたしの場合は「現地に来てからの破損→怪我扱い」に！
・領収書
・指定の申請書類
・日本を出国したことを証明できるもの（航空券控えや出国スタンプ）
を治療後に保険会社に郵送すれば、無事に保険金が降りることに！（嬉）

電話越しの窓口の方は日本人で、申請方法も丁寧に教えてくださいました。
ただ、虫歯治療や親知らずの場合は保険適応外になるそうなので、出国前に日本できちんと治療を受けてくることを強くおすすめします。

Step.2 歯医者に問い合わせメール

保険が降りることを確認した後は、歯医者探し。

渡豪しての約２週間だったその当時のわたしに英語オンリーの歯医者に挑むことは無理ゲーすぎたので、必死で日本語対応可能な歯医者さんを探しました。

メルボルンに長く住んでる日本人の友人も、現地で歯医者には行ったことがない子ばかり。
日豪プレスと領事館情報を参考に、日本語対応が可能らしい歯医者さん・4院に問い合わせメールを日本語と英語の両方を書いて送りました。

その時、問い合わせた歯医者さんはこちら。

Shibata Dental Clinic

CBDから電車で1時間弱と少し遠いけれど
メールも電話も診察も日本語対応してもらえる歯医者さんです。

予約も問い合わせの1週間後に取れたので、こちらに行くことに決めました。

Women in Dentistry

CBDにある歯医者さん。
メールの返信は早かったけど、日本語対応可能なスタッフはおらず…。

わたしの英語力では自分の歯の状況を説明できる気がせず断念しました。

Dr Pham’s Dental Practice

「メルボルン　日本人　歯医者」で検索した時に
「Dr.Daiさんに診てもらえたら安心！」というブログを何件か見かけたのでメールで問い合わせ。

ですが、大人気の先生のようでなんと4ヶ月先まで予約がとれず断念…！
その時は代理の方が返信してくださったようで、英文メールでした。

Nihongo Shika Support

領事館のサイトに乗っていた歯医者さん。
タイミングが悪かったのか電話が通じず…

その間に「Shibata Dental Clinic」さんで予約が取れたので、途中でコンタクトを諦めてしまいました。

Step.3 治療を受ける

万が一保険が降りなくても往復航空券より安ければ良しとしよう、と腹を括って歯医者さんへ。

ただ、事前にどれくらい高額なのかを覚悟をしておきたくて、欠けてしまった歯の詰め物の治療の概算費用をShibata Dental Clinicさんにメールで確認。

・初診料 $95
・治療前のレントゲン $45（通常2〜4枚とるそうです）
+ 治療費
が最低でも必要な治療費た。

また、治療費は人によって個人差がありすぎるので、事前には伝えられないとのことでした。

実際にかかった治療費はこちら。
・初診料 $95
・レントゲン1枚 $45
・治療費 $90
total : $230

欠損部分が日本で特殊な治療を受けていた箇所だったということもあり
歯医者さんに相談した結果、詰め物を作り直すのではなく、欠けた部分の形を整えて日常生活に困らないような治療をしてもらいました。

今思えば、参考までに詰め物作り直しの場合の金額も聞いておけばよかったです。

受付の方やアシスタントの方は日本人で、先生は恐らく日本人ではないアジア系の、
でもめちゃくちゃ日本語が流暢な方で安心して治療を受けることができました。

歯の問題は時間が解決するものでもないですし、自力でどうにもできないものだと思うので
もしメルボルンでお悩みの方がいればShibata Dental Clinicさん、個人的におすすめです。

Step.4 保険金の請求をする

保険会社へ電話問い合わせをした際に伝えておいたメールアドレス宛に
・保険金請求のフロー
・記入が必要な書類データ
・郵送先の住所
を送ってもらえたので、指示に沿って治療が終わり次第すぐに

・歯医者の領収書の原本
・指定の申請書類
・パスポートの出国スタンプページのコピー
を用意して保険会社指定の住所へ郵送しました。

書類関係の印刷はは当時お世話になっていたホストマザーにお願いして、
郵送はAustralian Postの窓口へ。

Australian Postでは梱包材や封筒も大小様々なものが売られているので
郵送費といっしょに窓口で資材代も支払い可能です。

ちなみにわたしはエポスカードの付帯海外保険を使っていて、
メルボルンから指定のシドニー支社への郵送が資材代合わせて$5くらいでした。

その後、2〜3ヶ月くらいで無事に治療費が全額返金されて一安心。
思っていたよりも手続きは難しくなかったです。

メルボルンで歯科検診

二度目の歯医者は歯科検診のための来院。

わたしは日本に一時帰国せずにそのままシンガポールにやってきたので
オーストラリアで歯科検診に挑戦してみました。

行ったのはネットで見つけた dental99 というオーストラリアのチェーンの歯医者さん。
歯科検診も治療も格安の一律$99でやってくれる歯医者さんです。

メルボルンには二箇所あるようで、CBDから一番行きやすいのがSouth Yarraでした。
駅から歩いて10分くらいなのでアクセスも良かったです。

来院前にはアプリ上で過去の治療歴や服用している薬、アレルギーについての事前登録が必要。

わたしは日本で少し複雑な歯の治療をしていた経験があって、口頭でうまく説明できる自身がなかったので、備考欄にそのことを事前に記入できたのはありがたかったです。

コスト削減のためか、予約も来院時の受付もアプリで行います。

アプリで新規予約もキャンセルもできるのがとっても便利。
ちなみに治療記録もアプリ上に保管されているので、定期的に通うのにもおすすめな歯医者さんです。

当日の様子

来院したらアプリ上でチェックインをして、担当医の方に名前を呼ばれるまで待合スペースで待機。

わたしは研修医の方とその先輩歯科医の2人に担当してもらいました。

まず最初に歯のレントゲン撮影。
非ネイティブのわたし×研修中の先生で、いつもより時間が掛かってしまったようで、お互いにごめんね〜って感じでした。
（クリーニング後もレントゲン写真の写りががイマイチだったみたいで、もう一回撮り直しました笑）

その後また少し待合室で待機して、診察室に呼ばれたら歯科検診とクリーニング開始。

背術前に事前登録していた内容があっているか口頭での確認があり、そのまま歯科検診がスタート。

検診後は歯のクリーニングとポリッシュをしてくれて、無事に診察終了！
追加料金などは一切発生せず、本当に$99で歯科検診を受けることができました。

また、虫歯がないことも確認できて一安心でした。

他と比べて圧倒的に価格が安いので少し心配だったけど院内も綺麗だし、スタッフの方も親切。
日本に中々一時帰国出来ない方にもおすすめの歯医者さんだと思いました。

なにより初めての英語オンリー歯医者さん、緊張したけど良い経験になりました。

わたしの歯医者体験が少しでも誰かのお役に立ったらうれしいです。

メルボルンでヘアカット

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2023.04.11

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