こんにちは、otoshigo(@32.journey)です。
今日は住んでみないと分からない、シンガポールの家の話をさせてください。
ひとくちに「海外移住」と言えど、メルボルンでの生活とは全然違うシンガポールでの暮らし。
未だに日々発見があります。
家とシンガポール。
国土が東京23区よりも小さいシンガポール。
住める場所が限られているこの国では、日本やオーストラリアと比べて家賃が高いのが特徴です。
(物価が全体的に高い国ではあるけど、家賃がびっくりするほど高い…!)
・一軒家
・HDB
・コンドミニアム
大きく分けて上記3つの居住形態があります。
ですが、限られた土地の中で土地を購入し、持ち家があるシンガポール人は多くなく
国民の大半がマンション暮らしをしています。
HDB
シンガポール人に最も多いのは「HDB」と呼ばれる団地暮らし。
国人の80%はこのHDBに住んでいると言われています。
HDBはHousing Development Boardの略。
シンガポール国民を対象とする公団住宅のことです。
特徴は
・住民はほぼローカルの人。
・外国人には購入不可。
・ダウンタウンから離れたエリアにも多い。
・コンドミニアムと比べて家賃が安い。
・付近にスーパーやホーカーがあることが多い。
外国人には購入できないのですが、借りることは可能なので
・シンガポール採用された外国人
・単身移住者
などはルームシェアしつつHDB暮らしをしている方もいます。
特に、留学生にとってもはコンドミニアム暮らしは圧倒的予算オーバー。
そのためHDBでのシェア生活をしている学生さんも多いようです。
エリアや部屋数、シェア人数によってもちろん家賃は変わってきますが、
コンドミニアムよりも2~3割、家賃が安い物件が多い印象です。
また、HDBの1階にはホーカーがあったり、近くにスーパーが多かったりと生活はしやすいそう。
よりローカルの方に近い、海外生活が送れるのがHDB暮らしの魅力のように思います。
コンドミニアム
駐在員や外国人の多くが暮らしているのが「コンドミニアム」という高級路線の民間マンション。
通称・コンド。
特徴は
・セキュリティがしっかりしている。
・比較的ダウンタウンに多い。
・ジムやプールなどの共有施設が充実していることが多い。
・外国人でも借りやすい。
・家賃が高い(高い中でもさらにピンキリ。)
法的にミニマムの滞在期間は定められていませんが、2年契約の物件がほとんどです。
また、HDBと異なり外国人でも購入可能なのがコンドミニアムの特徴の1つ。
外国人同士でコンドミニアム・シェア生活を送っている方も多いようです。
ちなみに私たちのような外国人で夫婦2人暮らしだとHDBではなく、コンド暮らしの割合が高そうです。
ちなみにわたしたち夫婦もその中の一組です。
家賃はめちゃくちゃ高いけど、人生でこうゆう高級路線のマンションに住むことも
今後ないのでは?と思うと、良い経験ができていると思います。
シンガポールでの家探し。
主流なのは「Property Guru」という物件情報サイトを使った家探しです。
オーストラリアのシェアハウス探しと少し似ていて、気になる物件を見つけたら
サイト内にあるWhatsappのリンクから直接オーナーさんに連絡します。
そこから内見日を決めたり、
WEB内見をさせてもらったり。
また、返信率はオーストラリアと同じくらいです。笑
返ってこないことも多いので、ある程度数を打つのも大切です。
そう思うと100%返信がある日本のサービスってやっぱりすごいな。
国民性と文化の違いを感じて面白いです。
コンドと家具。
冷蔵庫・洗濯機・ソファ・ベッドなど、基本的に必要な家具はオーナーが用意してくれています。
(家具付き物件が多いところもメルボルンと似てる。)
その他の家電や包丁・カトラリーなども用意されている家だったので
日々使うお鍋や食器を買い足すだけで生活できる環境だったようです。
(わたしはパートナーのシンガポール引越し当初はメルボルンにいたので、聞いた話ではありますが。)
ちなみにわたしたちが住んでいる家にはベッドとテレビが元々なく、
オーナーに相談したところ「どっちかだったら用意するよ〜」と言ってもらえたので
ベッドを買ってもらいました。
用意する家具・備品に関しては、法的な決まり事があるわけではないので
オーナーとの交渉が必要になります。
シンガポール特有のルール。
常夏の国・シンガポールならではのルールがあります。
それは「借主がエアコンの定期点検を必ず行うこと!」
シンガポール政府が定期的なエアコンのチェックを義務付けており、
部屋のオーナーにエアコンが清潔であることの定期的なチェックを義務付けています。
不潔なエアコン=健康被害をまねく。ということで、義務を怠ると、罰金または禁固刑に…!
そのため、借りている人の自己負担で、3ヶ月に1回のエアコンの定期点検、
そして業者によるクリーニングが必須なのがシンガポール暮らしの常識なのです。
また、退去時には義務をきちんと果たしていたことを証明するために
領収書や作業レポートの求められます。
費用を抑えたいのであればローカルの業者さんに頼むのが一番ですが、
言葉に不安がある方は、日系企業に委託することも可能です。
ちなみに価格帯は$30~40/台 前後が相場のようです。
我が家では日系企業に委託、作業自体はローカルの東南アジア系のスタッフさんが担当してくれています。
いつも約束の時間通りに来てくれて、手際も良くて、親切なスタッフさんです。
(オーストラリアだと業者さんはまず時間通りに来てくれないので時間通りの来訪にビックリしました。笑)
外国人として暮らす。
住んでみて気づいたことは、シンガポールはオーストラリアで暮らしていた時よりも
「外国人」である自分を認識する機会が多いこと。
ちなみにHDBの購入に限らず
美術館やイベントの料金が国民・永住権所持者と違っていたりと
生活の要所要所で「わたしはこの国では外国人なんだな〜」と感じることがあります。
まさか、自分の人生で「外国人」として生きる日が来るなんて思ってもいなかったので
本当に人生何が起こるか分からないものだな〜と思いました。
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