久しぶりの更新、otoshigo(@32.journey)です。
実はこの1ヶ月ほど用事があって日本へ一時帰国をしていたのと、少しメンタルの調子がよろしくなく、しばらくブログをお休みしておりました。
これからまた細々と海外生活についての情報や経験をシェアしていきたいなと思っているので、引き続きお付き合い頂けますと幸いです。
今日はわたしがお休み中に悩んだり感じたりしていた
「海外生活中の自分の居場所」について、お話させてください。
海外生活中に思うこと。
移住のきっかけ。
夢を持って自分の意志で来た人
会社の辞令で、仕事のために来た人
家族の都合で来た人
日本国外で暮らす日本人には人の数だけ、唯一無二な海外渡航ストーリーがあると思います。
だれが偉いとか
どちらがすごいとか
そんなのは比べられなくて
どこの国にいても、ただ暮らしていくだけでみんな偉いし、みんなすごい。
でも海外生活中だからこそ悩みがちなこともあるように思います。
その1つが「自分の居場所」
実は、シンガポールに来てからこの居場所についてぐるぐる悩んでいて、
自他共にメンタル強めなわたしですらちょっとメンタルの調子を崩していました。
外国での居場所。
日本生まれ・日本育ち。
31歳になるまで留学経験なしの生粋の日本人のわたくし。
日本にいた時は常に何かしらの肩書きを持っていて、
常にどこかしらのコミュニティに属していて、
(例えば〇〇大卒とか、入社○年目の○○部のotoshigoさんだったり、中高大の友達・会社の仲良しさん、家族だったり。)
「この国にわたしの居場所はあるのかな?」なんて1ミリも考えたことはなかったけど
シンガポールに来てから自分の居場所が上手く見つけられなくて
実はちょっぴり苦しんでいました。
特に自分の意志ではない、「駐在夫・妻」という立場で異国に引っ越しせざるを得なかった方々は、わたしと同じように「異国での居場所」について悩んでいる方も多いのかもしれません。
わたしは今、いわゆる「駐在妻」で、パートナーの仕事のためにシンガポールに引っ越して来ました。
(同行する前に1年間別行動で1人でオーストラリアワーホリに行く、というイレギュラーはかましていますが。笑)
オーストラリアで1人で楽しく暮らせていたし、
シンガポール生活も余裕やで!なんて高を括っていられたのも最初の2週間くらい。
オーストラリアと比べると、自分と似たような境遇の人になかなか出会えなくて
なんだかネガティブになってしまって、
くよくよと「自分の居場所」について考えるようになってしまいました。
(色々あってDPビザがすぐに降りず、働くことも出来ず、妙に考える時間が沢山あったのも今回ぐるぐる悩んでしまった理由の1つ。)
居場所を頑張って探してみる。
とはいえ、30過ぎの大人。
待っていては誰も居場所なんて与えてくれません。
自分で動いて、居場所を探していかないと!と思って
色んなコミュニティに参加してみたもののあんまりしっくり来ず…
と、いうのもシンガポールに駐在夫/妻として引っ越して来られる方は圧倒的にお子さんがいるファミリーが多いのです。
子どもがいない我々夫婦。
ママさんコミュニティに入るのは難しくて、
留学生コミュニティにも入れなくて、
ついつい楽しかったオーストラリア生活と、今のシンガポール生活を比べてしまう自分がいました。
今思うと、居場所は頑張って探すものではないのかも。
頑張って見つけた居場所は頑張り続けなきゃそこにいられないから、ずっと居るのは少し大変。
オーストラリアとシンガポールの違い。
個人的に感じたオーストラリアとシンガポールの生活の違いは「人」
どちらも多国籍の国で
フレンドリーな人も多くて
外国人が暮らしやすい国であることには間違い無いのですが
当たり前のことだけど、暮らしている「人」の種類がすごく違うな、と感じています。
オーストラリアはワーホリ先や語学留学先として人気な国だけあって、
単身で英語を学びに来ている人が多い国。
20代前半の子も勿論多いけど
30過ぎてから一念発起して学生ビザで来ている子にも現地では沢山出会いました。
カップル・夫婦で渡豪している人も多いけど
一人で来ている人が圧倒的に多くて、共通の話題が作りやすかったことと、
語学学校にも通っていたし、バイトもしていたこともあって、
頑張って「居場所を探す」必要があまりなかったのがオーストラリア生活。
一方シンガポール。
教育の水準が高い国だけあってもちろん留学生も沢山いるけど
日本人で一番多いのは「働きに来ている人+そのご家族」
学校にも行っていない・仕事もまだしていないわたしには
ローカルの人とも日本人とも共通の話題を見つけることがまだまだ難しくて、
オーストラリアとシンガポールでの友達作りの違いに戸惑っている自分がいます。
でもこれって、オーストラリアだから、とかシンガポールだから、ではなくて
新しい土地で大人が新しい友達を作るのってふつうに大変。
日本国内の転勤でも同じ気持ちになっていたかもしれない。
いつでも帰れる国。
日本のパスポートをもつわたしは、いつでも日本に戻って、ビザの心配なしに無条件で暮らすことができます。
日本語ネイティブだから言葉の壁も文化の壁もない。
(だからこそ日本人同士の人間関係ってたまに大変だったりするけど)
今回の一時帰国で母に「しんどくなったら旦那を置いてきてもいいから、いつでも日本に帰っておいで〜」と言ってもらえて、
「そっか。いつでも帰ってきてもいいんだ。」と思えて気持ちが軽くなりました。
塩と砂糖の話。
今回みたいに少しメンタルが弱っている時に思い出す話が1つあります。
それは昔見た深夜のバラエティで色んな物の「一生分の量」を調べていた回の話。
正確なデータも見つけらなかったし、わたしの記憶違いかもしれないけど
人間は一生で塩の2倍、砂糖を摂取する。
だから人生、最終的には甘くなるように出来てるんだね。
というニュアンスのタレントさんが言っていた言葉が今でも妙に記憶に残っています。
(もうどんなタレントさんだったかも覚えていないけど)
人生の中でがむしゃらに頑張るフェーズもきっと必要だけど
一生頑張り続けられるほど人間タフではないので
自分には「いつでも帰れる家が日本にあるんだ」と心に刻んで
もう少し、シンガポール生活が楽しく過ごせるように頑張ってみようと思います。
ブログやインスタなどのSNSに上げる時って、ちょっとカッコつけてキラついた瞬間を上げがちだけど
今日は海外生活中に感じた少しブルーな、正直な気持ちを記録として残してみました。
それでは、また。
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