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ベジマイトとオージー。

メルボルン生活

こんにちは、otoshigo(@32.journey)です。
みなさんはベジマイトって食べたことはありますか?

オーストラリアの国民食といっても過言ではない、
「一家に一瓶ベジマイト」という感じでお家に常備されているパンのお供です。

トーストにバターとベジマイトを塗って朝ごはんにするのはオージーの定番。

日本でいう納豆ご飯のようなポジションだと思います。
体に良くて、昔から食べられている、かなり親しみのある食べ物のようです。

ただこのベジマイト、かなり独特な香りと味がします。
そのため、一部では「世界一まずいジャム」なんて不名誉な称号で呼ばれたりもしています。

(確かに「ジャム」として食べるとイメージと味のギャップが凄すぎて美味しく感じられないかも。)

オーストラリア名物(?)のひとつなので、数多の留学生たちが一度はベジマイトに挑戦し、
そして惨敗していく子も少なくありません。

今日はそんなとってもユニークなオーストラリアの調味料、ベジマイトについてお話させてください。

ベジマイトとは?

オーストラリアで生産されている発酵食品で、真っ黒なペースト状の食べ物です。
その歴史は古く、始まりは1923年にまで遡ります。

その当時、イギリスからの移民が多かったオーストラリア。
ベジマイトのようなイギリス生まれのペースト状の発酵食品・マーマイトが日々食べられていましたが、第一次世界大戦の影響により輸入が困難に…。

そこでオーストラリア国内で生み出されたのが「ベジマイト」
生まれてから今までオーストラリア全土で国民食として愛されています。

マーマイトは今もイギリスとニュージーランドを中心に生産されていて
ベジマイトと違ってお砂糖が入っているので、少しマイルドな味がするそうです。


ベジマイトの主な原料はビールを作った後の沈殿物である酵母と塩。
発酵食品ということもあって栄養満点のペーストです。

また、ビタミンB群や葉酸といった代謝を促進してくれる栄養素たちが豊富に含まれています。

ちなみにベジマイトの栄養価の高さはオーストラリア軍のお墨付き。
第二次世界大戦下においては軍の携帯食として重宝されていたそうです。

ベジマイト食べてみた。

オージーとベジマイト。

ベジマイトとの出会い

初めてベジマイトに出会ったのは渡豪直後のホームステイ時代。

わたしがお世話になっていたホストマザーは、生粋のオーストラリア人のおばあちゃん。
コロナ前から沢山の留学生を受け入れてきたお世話好きの、本当のおばあちゃんみたいに可愛がってくれる素敵なオージーマダムでした。

マザーの定番ネタの1つが、預かっている留学生に「ベジマイトを食べさせてみる」こと。
わたしもホームステイ初日の朝ごはんにベジマイトトーストを食べさせてもらいました。

厚切りのトーストにたっぷりのバターと薄く伸ばしたベジマイト、というシンプルなメニュー。

きっとマザーが予想していたのは「なにこれ?!すごい味…!」という驚きリアクション。
ですが、わたしのベジマイトを食べた時の第一声は「なにこれ?!美味しい!」でした。笑

その時に「ベジマイトはビールを作った残り物で出来てるから、ビール好きはベジマイト好きなのよ。」とマザーに教えてもらってビール党のわたしは納得。

ちなみにわたしは元々好き嫌いもアレルギーもなくって何でも美味しく食べれるタイプ。
なんでも美味しい美味しい食べていたので、多分マザーには「なんでもよく食べる日本人」だと思われていました。

気になる味は?

【オーストラリア ベジマイト 味】で検索すると大体「おいしくない。塩辛い。」という感想を持っている人が多いかと思うのですが、わたしは結構すきな味でした。

塩辛のような、赤味噌っぽいような説明するのがちょっと難しい、複雑な味。
お酒に合いそうなとっても濃い味がします。

お酒飲むの好きな人で、イカの塩辛とか、珍味系のおつまみが好きな人は
きっとベジマイトも好きだと思うので、ぜひ挑戦してみて欲しいです。

また、日本だとネットやKALDIなので簡単に手に入るそうです。

ちなみにシンガポールではCOLD STORAGEという大手スーパーに売っていて
嬉しくなって思わず買ってしまいました。笑

ベジマイトの美味しい食べ方

ベジマイトを美味しく食べるには「適量」を知ることが何よりも大切です。
美味しくなかった〜という方はもしかしたらたっぷり塗りすぎているのかもしれません。

イメージ的には「白米 と ごはんですよ」のバランスがベスト。
パンに塗るバターが5だとしたらベジマイト1~1.5くらいの比率で十分だと思います!

アボカドとベジマイトのトースト

ベジマイトとのオススメ組み合わせランキング1位は「アボカド」
アボカドのクリーミーさとベジマイトの塩辛さがめちゃくちゃよく合うんです。

特にメルボルンは7〜10月くらいは旬なのか、日本で買うサイズの1.5倍くらいの大きさのアボカドがマーケットだと1つAUD$1とかで買えちゃいます。

この組み合わせのトーストをよく朝ごはんに食べていました。

また、ホストマザーに教えてもらった食べ方は
1. オーブンで軽くトーストしたパンにバターとベジマイトを塗り広げる
2. その上にざっくり半分にカットしたアボカドをスプーンですくってそのまま塗り広げる
というオージーらしいワイルドな方法。

簡単で美味しいので、忙しい朝にぴったりです。
また、この上に半熟の目玉焼きを乗せても最高に美味しい。

カッテージチーズとサラダチキンのベジマイトサンド

これはよくロングシフトの日のバイトのお供に作って持って行ったメニューです。

スーパーで買ったベーグルを軽くオーブンでトースト
ベジマイトを薄く塗って、レタス、カッテージチーズを挟む。
さらにちょこっとマヨネーズをかけただけ、という簡単だけどボリューム満点・かつ美味しいベーグルサンドです。

チーズのクリーミーさとベジマイトの塩辛さの組み合わせがとっても美味しくてオススメです。

ちなみにメルボルンはカッテージチーズが日本で買うよりも断然安く、500g AUD$5くらいで購入です。

タンパク質摂取のためにもサンドイッチに入れたり、サラダに乗せたり、
またオーバーナイトオーツに乗せてみたり、とよく食べていました。

ベジマイト・チャレンジ

ベジマイトは一番小さな瓶でもそこそこ量があるし、
「自分に合わなかったらどうしよう」と思って手を出しにくい食材ではあると思います。

ですがm塗る量次第で美味しく食べられますし栄養満点なので
オーストラリアに行った時はぜひご当地モノとして挑戦してみることをオススメします!

特にビール党の方はきっと好きな方も多いと思うので、ぜひ挑戦してみていただきたいです。

(ベジマイト、どうやら炒め物に使っても美味しいらしいので、また挑戦して美味しかったらインスタかブログに書きたいと思います。)

 

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